“First Floor” (1階
アメリカ英語では、建物の「1階」はそのまま多くの国と同じように地上階を指します。
イギリス英語では、”first floor “は地上階より一つ上の階で、アメリカ人や他のほとんどの国では “second floor “と言います。
“Rubber”
アメリカ英語では、”rubber “は主に車のタイヤや輪ゴムなど様々なものに使われる素材を指すのに使われます。
イギリスでは、”rubber “は消しゴムだ。ピックアップトラックとハイウェイ大国のアメリカで消しゴムを買い替えるような頻度で車のタイヤがなくなるから同じゴムの意味なのにこうした違いが出ているのじゃないかと個人的には思っている。
“Pants”
アメリカでは一般的に “pants “はイギリス人が “trousers “と呼ぶものを指します。イギリスでは、”pants “は口語的に下着のことを指す。
“suspensioners”
アメリカ英語では、”suspenders “はズボンを固定するために肩にかけるストラップを指します。
イギリス英語では、”suspenders “はアメリカ人なら “garter belt “と呼ぶ、ストッキングを固定するためのものを指す。イギリス人なら、”She bought a new pair of suspenders.” と言うかもしれない。
“Jumper”
アメリカ英語では、”jumper “はブラウスやセーターの上に着るピナフォア・ドレスやノースリーブのワンピースを指す。イギリスではアメリカ人が「セーター」と呼ぶものを指す。そしておまけで日本。日本では欧米で言うblousonを指してジャンパーと呼ぶ。
多分こんなに混乱するのはジャンプできればいい服というその名称のせいだと思う。どれも気軽にジャンプは出来るのでジャンパーといえばジャンパーだ。
“Boot”
アメリカ英語の “boot “は、主に足と脚の一部を覆う履物の一種を指します。
イギリス英語では、”boot “は車の荷台にある収納スペース、アメリカ人なら “trunk “と呼ぶようなスペースを表す言葉です。イギリス人が”Put the groceries in the boot.” とアメリカ人に言ったら靴の中にネギや人参を入れてしまうかも。
“Coach”
アメリカでは通常、”coach “はスポーツチームやスポーツ選手を指導する人を指します。
イギリスでは、”coach “はスポーツチームのリーダーを意味することもありますが、長距離バスの一種を指すこともあります。イギリス人なら、”We’re taking the coach to Scotland this weekend.” と言うかもしれない。
“Mad”
アメリカでは、”mad “は主に「怒っている」という意味で使われます。
イギリスでは、”mad” は「狂っている」「正気ではない」という意味で使われることが多い。
ただこれは少し曖昧だ。実際2000年代にMad TVというアメリカのコメディ番組があったが、それはイギリスの方の意味だった。おかしなキャラクターたちが数多く登場する面白い番組だった。
“Closet”
アメリカ英語では”closet “は衣類を収納するための小さな部屋や戸棚を指します。
イギリス英語では、”closet”は “water closet “や “WC “といった他の単語と組み合わせて、トイレを指す文脈で使われることがあります。ほとんどの場合、イギリス人はアメリカ人が「クローゼット」と呼ぶものに「ワードローブ」という言葉を使います。
“Dummy”
アメリカでは、”ダミー “という言葉は、マネキンのような人間の模型やレプリカを指す言葉として使われたり、愚かな人を指す蔑称として使われたりします。使用例を挙げるなら、ダミーでもわかる化学、のような本があります。
一方で、イギリスでは、”ダミー “はアメリカ人が言うところの “おしゃぶり “である。
“Crisps”
アメリカ英語では、”crisps “という言葉はほとんど使われません。アメリカ人は、カリカリになるまで揚げた薄切りのジャガイモに対して “chips “という言葉を使います。
イギリス英語では、同じスナックを “crisps “と呼び、イギリスでの “chips “はアメリカ人が “french fries “と呼ぶ棒状のポテトを指します。そうです、フィッシュアンドチップスのチップスが正にそれです。
“Biscuit”
アメリカでは、”biscuit “は柔らかく薄い一般的に食事と一緒に出される、いわゆるクイックブレッドロールと呼ばれるパンの一種です。イギリスでいうスコーンのようなものもビスケットだ。
イギリスではビスケットはお菓子の方を指す。イギリス人は紅茶と一緒にビスケットを楽しみ、ダイジェスティブからショートブレッドまで様々な種類がある。もちろん全て硬いサクサクしたお菓子の種類である。
ただイギリス人はもちろんスコーンも紅茶と食べるのでこの言葉を説明するのはややこしくなる。アメリカ人から言えばスコーンはビスケットで話が最初に戻ってしまいそうだ。
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