【厳選】料理の英熟語35【boilとsimmerって何が違う?】

日常
  1. 料理の英熟語まとめ
  2. 基本的な調理法に関する英熟語
    1. Bake Blind (ブラインド焼き)
    2. Simmer Sauce (ソースを煮る)
    3. Beat Eggs (卵を溶く)
    4. Sift Flour (小麦粉をふるいにかける)
    5. Knead Dough (生地をこねる)
    6. Toast Bread (パンをトーストする)
    7. Grate Cheese (チーズをおろす)
  3. 食材の下処理に関する英熟語
    1. Peel Potatoes (ジャガイモの皮をむく)
    2. Chop Onions (タマネギを切る)
    3. Dice Tomatoes (トマトを角切りにする)
    4. Slice Mushrooms (マッシュルームを薄切りにする)
    5. Mince Garlic (ニンニクをみじん切りにする)
    6. Julienne Carrots (ニンジンを細切りにする)
  4. 主要な調理テクニック
    1. Sauté Onions (タマネギをソテーする)
    2. Whisk Cream (クリームを泡立てる)
    3. Grill Vegetables (野菜を焼く)
    4. Roast Meat (肉を長時間焼く)
    5. Stew Beef (牛肉を煮込む)
    6. Fry Bacon (ベーコンを炒める)
    7. Steam Rice (米を炊く)
  5. 特殊な調理テクニック
    1. Marinate Chicken (チキンをマリネする)
    2. Juice Lemons (レモンを絞る)
    3. Blend Smoothie (スムージーを作る)
    4. Deglaze Pan (フライパンのこげを溶かす)
    5. Blanch Vegetables (野菜を湯通しする)
    6. Render Fat (脂を溶かす)
  6. 製菓・デザート系技術
    1. Cream Butter (バターをクリーム状にする)
    2. Fold In Flour (粉を折りたたむように混ぜる)
    3. Temper Chocolate (チョコレートをテンパリングする)
    4. Proof Dough (生地を発酵させる)
    5. Pipe Frosting (フロスティングを絞る)
    6. Caramelize Sugar (砂糖をキャラメル化する)
    7. Braise Meat (肉を蒸し煮する)
    8. Poach Eggs (卵をポーチする)
    9. Reduce Sauce (ソースを煮詰める)

料理の英熟語まとめ

料理レシピを英語で読んだり、海外の料理番組を見たりすると出てくる専門的な調理用語。

「simmer」と「boil」の違いって何?「dice」と「chop」はどう違うの?

このような疑問にお答えします。この記事では、料理に関する英語の熟語や専門用語を紹介します。

基本的な調理法に関する英熟語

Bake Blind (ブラインド焼き)

主にパイやタルトの生地を作る際に使われる調理法です。パイ生地に重石を詰めたホイルやベーキングペーパーを敷き膨らまないようにして焼きます。この方法はフィリングを入れる前にパイ生地を部分的に焼くのに役立ちます。

I always bake blind my tart shell before adding the lemon filling. レモンフィリングを加える前に、タルト生地は必ずブラインド焼きにしています。

Simmer Sauce (ソースを煮る)

沸点ぎりぎりの温度でソースを静かに調理することです。沸騰(boil)とは異なり、泡立ちが少なく穏やかに加熱するのがポイントです。この方法でソースを煮ると風味が凝縮され材料の味が十分に引き出されます。

Simmer the tomato sauce over low heat for about 20 minutes to enhance the flavors. トマトソースを弱火で約20分間煮て風味を高めましょう。

Beat Eggs (卵を溶く)

卵黄と卵白が完全に混ざるまで卵をさっくりとかき混ぜることです。「whisk」が空気を含ませるために勢いよく混ぜるのに対し、「beat」はより一般的な混ぜる動作を指します。オムレツやスクランブルエッグを作る際によく使います。

Beat the eggs thoroughly before pouring them into the hot pan. 熱したフライパンに注ぐ前に、卵をよく溶きましょう。

Sift Flour (小麦粉をふるいにかける)

小麦粉をふるいに通すことで塊を取り除き空気を含ませる工程です。特にケーキやパン生地を作る際に重要で、これによりより軽い食感が得られます。小麦粉と他の乾燥材料(ベーキングパウダーや塩など)をまとめてふるうこともあります。

Always sift flour for cakes to ensure a light and fluffy texture. ケーキを軽くふわふわにするために小麦粉は必ずふるいにかけましょう。

Knead Dough (生地をこねる)

手や調理器具を使って生地を押したり折りたたんだりする作業です。パン作りでは特に重要で、グルテンを発達させて弾力のある食感を作り出します。パンの種類によって必要なこねる時間や強さが異なります。

Knead the bread dough for at least 10 minutes until it becomes smooth and elastic. パン生地は滑らかで弾力が出るまで少なくとも10分間こねましょう。

Toast Bread (パンをトーストする)

パンを直接熱に当てて表面をカリッとさせる調理法です。「bake」がオーブンでじっくり焼くのに対し、「toast」は表面に焦げ目をつける速い過程を指します。風味と食感が向上し、保存期間も延びる利点があります。

Toast the bread slices until they turn golden brown on both sides. パンの両面がきつね色になるまでトーストしましょう。

Grate Cheese (チーズをおろす)

チーズを細かく削るためにおろし金を使用する調理法です。硬いチーズ(パルメザンなど)には細かい目のおろし金、柔らかいチーズ(チェダーなど)には粗い目のおろし金が適しています。「shred」という類義語もありますが、こちらはより繊維状に裂くニュアンスがあります。

Grate some fresh Parmesan cheese over your pasta for extra flavor. パスタに風味を加えるために、新鮮なパルメザンチーズをいくらかおろしましょう。

食材の下処理に関する英熟語

Peel Potatoes (ジャガイモの皮をむく)

ジャガイモの外皮を取り除く作業です。ピーラーやナイフを使用します。「peel」は果物や野菜の皮をむく一般的な表現で、バナナのような手でむけるものにも使えます。一方、「skin」は主に動物の皮をはぐ場合に使われることが多いです。

Peel the potatoes before boiling them for mashed potatoes. マッシュポテト用にジャガイモを茹でる前に皮をむいておきましょう。

Chop Onions (タマネギを切る)

タマネギを小さく切ることでサイズは不揃いでも構いません。「dice」が均一な大きさに切るのに対し、「chop」はより大まかな切り方を指します。タマネギを切る際には、涙の原因となる刺激成分を抑えるため、冷蔵庫で冷やしておくか、水の中で切るとよいでしょう。

Chop the onions and garlic for the base of your pasta sauce. パスタソースのベースにタマネギとニンニクを切りましょう。

Dice Tomatoes (トマトを角切りにする)

トマトを均一なサイズの立方体状に切ることです。「chop」より正確さを求められ、見た目が重要な料理によく使われます。サイズによって「small dice」(約5mm角)、「medium dice」(約1cm角)、「large dice」(約2cm角)と区別されることもあります。

Dice the tomatoes into small, uniform cubes for the fresh salsa. フレッシュサルサ用のトマトは、小さく均一な立方体に切りましょう。

Slice Mushrooms (マッシュルームを薄切りにする)

キノコを薄く均一に切る調理法です。「slice」は食材を薄く平らに切ることを指し、厚さは料理によって異なります。キノコは水分を多く含むため、洗う代わりにブラシで表面の汚れを落とすと良いでしょう。

Slice the mushrooms thinly and sauté them until they release their moisture. マッシュルームを薄く切り、水分が出るまでソテーしましょう。

Mince Garlic (ニンニクをみじん切りにする)

ニンニクを非常に細かく切る調理法です。「chop」よりもさらに細かく切るのが「mince」で、ほぼペースト状になるくらい細かくすることもあります。風味を均一に広げ、食感を残さないようにする目的があります。

Mince the garlic cloves finely before adding them to the hot oil. 熱した油に加える前に、ニンニクの房を細かくみじん切りにしましょう。

Julienne Carrots (ニンジンを細切りにする)

ニンジンを細長い短冊状(マッチ棒状)に切る高度な切り方です。フランス料理由来の技法で、野菜の見た目を美しくするだけでなく、均一に火が通るようにする効果もあります。標準的なジュリエンヌは約5cm長、2mm角です。

Julienne the carrots for a colorful and elegant garnish on your salad. サラダに彩りと優雅さを添えるために、ニンジンをジュリエンヌ切りにしましょう。

主要な調理テクニック

Sauté Onions (タマネギをソテーする)

タマネギを少量の油や脂で、中火から強火で素早く炒めることです。フランス語で「跳ねる」を意味し、食材をフライパンで投げ上げる動作に由来します。ソテーは材料の表面に焦げ目をつけながら内部の水分を保つのが特徴です。

Sauté the onions until they become translucent and slightly caramelized. タマネギが透き通って少しキャラメル化するまでソテーしましょう。

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Whisk Cream (クリームを泡立てる)

泡立て器を使ってクリームを勢いよく混ぜ、空気を含ませる調理法です。「beat」より空気を多く入れる意味合いがあります。生クリームのホイップには、材料と器具を冷やしておくとより早く泡立ちます。

Whisk the cream until soft peaks form, then fold in the vanilla extract. クリームをソフトピーク(持ち上げるとゆるく曲がる状態)になるまで泡立て、その後バニラエキスを加えましょう。

Grill Vegetables (野菜を焼く)

野菜を直接熱源の上で焼く調理法です。「roast」がオーブンでじっくり焼くのに対し、「grill」は高温で速く調理するのが特徴です。独特のスモーキーな風味と焦げ目のある食感が楽しめます。

Grill the bell peppers and zucchini for a smoky flavor in your vegetable medley. ベルペッパーとズッキーニをグリルして、野菜の盛り合わせにスモーキーな風味を加えましょう。

Roast Meat (肉を長時間焼く)

オーブンや火で肉をじっくりと時間をかけて焼く調理法です。「bake」が主にパンやケーキなどの生地を焼くのに対し、「roast」は肉や野菜を焼くときに使われることが多いです。肉の旨味を引き出し、表面はカリッと中はジューシーに仕上がります。

Roast the chicken at 180°C for 1 hour until the skin turns crispy and golden. 鶏肉は皮がカリッと黄金色になるまで、180℃で1時間ローストしましょう。

Stew Beef (牛肉を煮込む)

牛肉を野菜やハーブ、ソースと一緒に長時間かけてじっくり煮込む調理法です。「simmer」より長時間調理する点が特徴で、固い肉も柔らかくなります。伝統的なシチューは、味が馴染むよう一晩置くとさらに美味しくなります。

Stew the beef with root vegetables for at least 2 hours for a tender, flavorful dish. 牛肉を根菜と一緒に少なくとも2時間煮込むと、やわらかく風味豊かな料理になります。

Fry Bacon (ベーコンを炒める)

ベーコンを熱したフライパンでカリカリになるまで調理することです。「fry」には油で揚げるというニュアンスがありますがベーコンは自ら脂を出すので、通常追加の油は必要ありません。ベーコンを均一に調理するコツは、最初は中火で始め、脂が出てきたら弱火にすることです。

Fry the bacon until crispy, then drain on paper towels to remove excess fat. ベーコンをカリカリになるまで炒め、その後キッチンペーパーの上で余分な脂を切りましょう。

Steam Rice (米を炊く)

米を少量の水で炊き蒸気で柔らかくする調理法です。「boil」が水の中で煮るのに対し、「steam」は蒸気で加熱する点が異なります。アジア料理では特に重要な調理法で電気炊飯器や土鍋、蒸し器などで行います。

Steam the rice with the correct water ratio for perfectly fluffy results. ぴったりの水の比率で米を炊くと完璧にふっくらとした結果が得られます。

特殊な調理テクニック

Marinate Chicken (チキンをマリネする)

チキンを調理する前に油、酢、香辛料、ハーブなどを混ぜた液体に漬け込む下処理です。肉に風味を付け、柔らかくする効果があります。漬け込む時間は15分から一晩まで様々で、料理やレシピによって異なります。

Marinate the chicken in yogurt and spices overnight for a tender and flavorful curry. ヨーグルトとスパイスに一晩チキンをマリネすると柔らかく風味豊かなカレーになります。

Juice Lemons (レモンを絞る)

レモンから果汁を抽出する作業です。手動レモン絞り器やフォークの背を使って効率よく果汁を取れます。レモン汁は酸味を加えるだけでなく肉や魚のマリネでたんぱく質を分解したり、りんごやアボカドの変色を防いだりする効果もあります。

Juice the lemons and add the fresh lemon juice to your homemade salad dressing. レモンを絞り、その新鮮なレモン汁を自家製サラダドレッシングに加えましょう。

Blend Smoothie (スムージーを作る)

果物、野菜、ヨーグルトなどの材料をミキサーで滑らかな液体になるまで混ぜることです。「blend」には異なる材料を一体化させるニュアンスがあります。「puree」や「process」も似た意味で使われますが、「blend」はより滑らかな質感を目指す場合に使います。

Blend the frozen bananas with almond milk for a creamy, dairy-free smoothie. 冷凍バナナとアーモンドミルクをブレンドすると、クリーミーな乳製品不使用のスムージーができます。

Deglaze Pan (フライパンのこげを溶かす)

肉を焼いた後のフライパンに、ワインや酢、スープなどの液体を加えて、こびりついた旨味成分を溶かし出す調理法です。「deglaze」は「glaze(釉薬、つや)」を取り除くという意味で、ソースやグレイビーの基本となる重要な技術です。

Deglaze the pan with red wine to create a rich sauce from the browned bits. フライパンを赤ワインでデグレーズして、こんがり焼けたかすから濃厚なソースを作りましょう。

Blanch Vegetables (野菜を湯通しする)

野菜を短時間沸騰したお湯に入れすぐに氷水に取る調理法です。色を鮮やかに保ちながら、少し火を通す効果があります。また、皮むきを容易にしたり、苦みを取り除いたりする目的でも使われます。

Blanch the green beans for 30 seconds before adding them to the salad. サラダに加える前に、インゲン豆を30秒間湯通ししましょう。

Render Fat (脂を溶かす)

肉の脂肪分を低温でゆっくり加熱して液体の脂に変える調理法です。ベーコンやダックの皮などでよく行われ、抽出した脂は調理用に保存できます。この過程で肉自体はカリカリになります。

Render the duck fat slowly to use for roasting potatoes with a rich flavor. ダックの脂をゆっくり溶かして、風味豊かなローストポテト用に使いましょう。

製菓・デザート系技術

Cream Butter (バターをクリーム状にする)

バターを柔らかくして空気を含ませ滑らかなクリーム状にする操作です。通常砂糖と一緒に行われ(「cream butter and sugar」)、特にケーキやクッキーの生地作りの初期段階で重要です。バターは室温で柔らかくなっている状態が理想的です。

Cream the butter and sugar together until light and fluffy before adding the eggs. バターと砂糖を一緒に軽くふわふわになるまで混ぜ、その後卵を加えましょう。

Fold In Flour (粉を折りたたむように混ぜる)

泡立てた生地に粉などの材料を、空気を抜かないように優しく混ぜ込む技術です。「stir(かき混ぜる)」や「beat(叩くように混ぜる)」と異なり、「fold」はヘラなどで下から持ち上げるように混ぜることで、メレンゲやホイップクリームの空気を保ちます。

Fold in the flour gently to maintain the airiness of the cake batter. ケーキ生地のふんわり感を保つために、小麦粉を優しく折り込むように混ぜましょう。

Temper Chocolate (チョコレートをテンパリングする)

チョコレートを特定の温度パターンで加熱・冷却し光沢と歯ごたえを持たせる高度な技術です。テンパリングにより、チョコレートが常温で適切に固まり、「ブルーム」と呼ばれる白い斑点が出ることを防ぎます。

Temper the dark chocolate carefully for making professional-looking chocolate decorations. プロっぽいチョコレートの装飾を作るために、ダークチョコレートを慎重にテンパリングしましょう。

Proof Dough (生地を発酵させる)

イースト入りの生地を温かく湿った環境に置いて、膨らませる過程です。イーストが活性化して二酸化炭素を生成し、生地が膨らみます。パン作りでは一次発酵と二次発酵が一般的です。「proof」には「証明する」という意味もあり、イーストの活性を確認する意味合いがあります。

Proof the bread dough in a warm place until it doubles in size. パン生地を暖かい場所で、大きさが2倍になるまで発酵させましょう。

Pipe Frosting (フロスティングを絞る)

絞り袋を使ってクリームやフロスティングを装飾的に絞り出す技術です。ケーキやカップケーキのデコレーションに欠かせない技法で、使用する口金の形によって様々なデザインが可能になります。「pipe」には「パイプのように流す」というニュアンスがあります。

Pipe rosettes of buttercream frosting around the edge of the celebration cake. お祝いケーキの縁に沿って、バタークリームフロスティングのロゼット(バラの形)を絞りましょう。

Caramelize Sugar (砂糖をキャラメル化する)

砂糖を加熱して茶色に変化させる過程です。この化学反応により、甘さの中に複雑な苦みと風味が生まれます。クレームブリュレの表面やキャラメルソースの作成に使われる基本技術です。

Caramelize the sugar on top of the crème brûlée using a kitchen torch. キッチントーチを使って、クレームブリュレの上の砂糖をキャラメル化しましょう。

Braise Meat (肉を蒸し煮する)

肉を最初に強火で表面を焼き付けた後、少量の液体と一緒に蓋をして弱火でじっくり調理する方法です。固い肉でも柔らかくジューシーに仕上がります。「stew」が最初から材料を液体に浸して調理するのに対し、「braise」は焼き付けてから蒸し煮する2段階のプロセスが特徴です。

Braise the short ribs in red wine and beef stock for a rich and tender result. ショートリブを赤ワインとビーフストックで蒸し煮すると、濃厚でやわらかい仕上がりになります。

Poach Eggs (卵をポーチする)

卵を殻から出して沸騰直前のお湯でそっと調理する方法です。「boil(茹でる)」より低温で調理され、「fry(炒める)」とは油を使わない点が異なります。エッグベネディクトなどの料理で使われる繊細な調理法です。

Poach the eggs until the whites are set but the yolks remain runny. 卵は白身が固まり、黄身は流れるままの状態までポーチしましょう。

Reduce Sauce (ソースを煮詰める)

ソースや液体を沸騰させて水分を蒸発させ、濃縮する調理法です。風味を強め、とろみをつける効果があります。「reduce」には「減らす」という意味があり、量が減ることで味が凝縮されるのです。

Reduce the wine sauce by half to concentrate its flavors before serving. ワインソースを提供する前に半分になるまで煮詰めて、風味を凝縮させましょう。