手紙で使う英熟語パート2【ビジネスメールは怖くない!】

日常

手紙でよく見る定番の英語表現まとめ

Without further ado 前置きはこれくらいにして

前置きが終わった後本題に入る際に使う表現です。「余計な前置きはこれくらいにして」という意味合いで使われます。メールや発表の導入部分から本題へ移る際に特に効果的です。

I’ll introduce our new product line without further ado.

余計な前置きはこれくらいにして、新製品ラインを紹介します。

For your consideration ご考察のため

提案や企画を提出する際に使われる丁寧な表現です。単に「考えてください」というよりも相手の判断を尊重する姿勢が表れています。類似表現には「for your review」「for your attention」があります。

Attached is the project proposal for your consideration.

プロジェクト提案書を添付しましたので、ご検討ください。

In reference to ~に関して

特定のトピックや事柄に言及する際に使う正式な表現です。「Regarding」や「Concerning」も同様の意味で使えます。特に返信メールの冒頭で前回の話題を引用する際に便利です。

In reference to your email dated April 10, we have prepared the following response.

4月10日付のメールに関して、以下の回答を用意しました。

Bearing in mind that 心に留めておく

重要な背景情報や条件を示す際に使われます。「~を考慮すると」「~を念頭に置くと」という意味で議論の前提を明確にする効果があります。

Bearing in mind that we have limited resources, we should prioritize the main features.

リソースが限られていることを念頭に置くと、主要機能を優先すべきでしょう。

Make it a point to 強調する

重要なことを特に注意して行うという意味です。「必ず~するようにする」というニュアンスがあります。自分の決意を表明する際にも効果的です。

I make it a point to respond to all client emails within 24 hours.

すべての顧客メールには24時間以内に返信するよう心がけています。

In the interest of ~のために

特定の目的や利益のために何かを行うことを示す表現です。「~のため」という意味ですが特に集団や組織の利益を考慮している場合に使われます。

In the interest of transparency, we are sharing all project details with stakeholders.

透明性を保つためにすべてのプロジェクト詳細を関係者と共有しています。

Under separate cover 別紙のカバーの下で

メインの文書とは別に送付される資料について言及する際に使われる表現です。大きなファイルや機密文書を別途送る場合などに使います。現代ではメールの添付ファイルを指すこともあります。

The confidential documents will be sent under separate cover.

機密文書は別送いたします。

Attached please find 添付ファイル

メールやレターに何かを添付する際の定型表現です。「Please find attached」という形でも使われます。よりカジュアルな表現としては「I’ve attached」があります。

Attached please find our latest quarterly report.

最新の四半期報告書を添付しています。

In due course 追って

確実に何かが行われることを示しますが明確な期限を指定せずに「適切な時期に」という意味で使われます。時間的余裕を持たせたい場合に有効です。

We will inform you of our decision in due course.

決定については追ってお知らせします。

In close collaboration with 緊密に協力して

他の部署や企業との協力関係を強調する表現です。共同作業の密接さを示す場合に使われます。「Working closely with」はより一般的な言い方です。

This project was developed in close collaboration with our research team.

このプロジェクトは研究チームと緊密に協力して開発されました。

Rest assured that ~についてはご安心ください

相手に安心感を与えるための表現です。問題が確実に解決されることを保証する際に使います。特にクレーム対応や不安を軽減したい状況で効果的です。

Rest assured that we are handling your complaint with the utmost priority.

ご不満については最優先で対応していますのでご安心ください。

To the best of my knowledge 私の知る限りにおいて

自分の知識に基づいた情報を提供する際の表現です。完全な確実性はないが知っている範囲では正確な情報であることを示します。責任の所在を明確にする効果もあります。

To the best of my knowledge, the contract was signed last week.

私の知る限りでは、契約書は先週署名されました。

On behalf of ~を代表して

自分だけでなくチームや組織全体の代表として話していることを示す表現です。公式な立場で発言する際に使われます。

On behalf of the entire marketing team, I would like to thank you for your support.

マーケティングチーム全体を代表して、ご支援に感謝申し上げます。

Seek your advice ご助言をお願いします

相手の専門知識や意見を求める丁寧な表現です。「I would appreciate your input on…」も同様の意味で使われます。相手の専門性を尊重する姿勢を示せます。

I’m writing to seek your advice regarding the new market strategy.

新しい市場戦略についてご助言をいただきたく、ご連絡いたしました。

Q&A:ビジネス英語表現について

「In due course」と「As soon as possible」の意味の違いは?

「In due course」は具体的な時間枠を設定せず「適切な時期に」という意味を持ちます。

一方「As soon as possible (ASAP)」は緊急性を示しできるだけ早くという意味です。

「Attached please find」の代わりに使える他の表現はある?

多くのバリエーションがあります。

「Please find attached」「I have attached」「Enclosed please find」(これは主に紙の文書の場合)、またはよりカジュアルに「I’m sending you」「Here is」などが使えます。

状況やメールの全体的なトーンに合わせて選びましょう。